インドネシアの地震、入江のまちを津波が襲う。少なくとも832人が死亡

津波で水没したモスク=9月30日、インドネシア中部のスラウェシ島パル

インドネシア中部のスラウェシ島で9月28日に大きな地震と津波があり、死者が少なくとも832人にのぼることが明らかになった。NBCニュースなどが9月30日、国家防災庁(BNPB)の情報として伝えた。

被害が判明していない地域もあるとみられ、犠牲者はさらに増える可能性がある。

アメリカ地質調査所(USGS)によると、地震があったのは9月28日午後6時3分ごろ。地震の規模をあわわすマグニチュード(M)は7.5で、震源は、島中部の入江のまち、パルの北約80キロにある森林地帯という。

地震の影響で津波も発生。BNPBの報道官は、パルの海岸に津波が押し寄せる瞬間を撮影した動画をTwitterに投稿した。

動画では、津波の接近に気づいて逃げる人たちや、海岸沿いに並んでいた商店が津波で押し流される様子が写っている。

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NBCニュースによると、パルで観測された津波は約6メートルに達し、モスク(イスラム教の礼拝所)が水没したり、ショッピングモールが崩壊したりしている。

地震と津波で破壊された家屋=9月29日、パル

海岸線にかかる橋も津波で破壊された=パル津波で水に浸かったモスク=9月30日、パル

津波が押し寄せた後の海岸=9月30日、パル

警報解除後に津波襲来?

CNBCによると、インドネシアの気象当局は地震発生後、津波警報を出したが、34分後にいったん解除した。このため、パルの住民らには津波情報が十分に伝わっていなかったとの批判が国民から起きているという。

これに対し、当局の担当者は、津波が来たのは警報を解除する前だったと釈明している。


Source: ハフィントンポスト