JKが夏休みに最高の大人に出会った話

「早く大人になりたい!」

誰もが一度は口にしたことがある言葉だろう。

結婚して、子どもを産んで、お酒を飲んで、仕事をして…。小学生の私には、周りにいた働いている人たちは、とても大きく見えた。

今年の夏、私はたくさんのことに挑戦した。

その中でも、Mono-Coto Innovation (通称MCI)で過ごした5日間と、ハフポストで過ごした3日間は、私にとって夏休みの最高の思い出となった。

MCIは、中高生が自分たちのアイデアを、企業の出題テーマに沿って実際にカタチにしていくプログラムだ。同じ学校の後輩が準優勝しているのを見て、悔しく思ったのが参加のきっかけだった。

5日間もの間、がんばる中高生のそばには、大人がそばにいてくれた。

ハフポストでインターンをしていた時も、大人が自分を支えてくれた。

そして、この夏に出会った大人たちから多くのことを私は学んだ。

まずは、私にはもっとインパクトが必要だということ。

たくさんの人と話した夏となったが、果たして私を覚えていてくれる人は何人いるのだろうか。MCIで中高生と話すにしても、ハフポストでブログを書くにしても、人の心に自分のことを刻ませるにはもっと自分をアピールする必要があるんだ、と気づいた。

学校では、よく話すが怒ると怖いキャラとして知られているかもしれないが、誰も私のことを知らない環境で自分を表していくことは、久しぶりで難しかった。

自分のことをどう伝えるかによって、人に与える印象は変わってくる。MCIでも、ハフポストのオフィスでも、積極的に自分を相手に売り込んでいく人たちを目にして、自分をいかに面白く、興味深く見せるかは、自分にかかっているんだ、と思った。

これまで、自分が関わってきた活動について人に話すことはあまりなかった。

話したとしても、「すごーい」だとか、「偉いねー」といった言葉を素直に受け止めることができなかった。

自分の夢中になっていることについて語る学校のみんなの目がキラキラしていて、自分の好きなことに誇りをもっているみんなはすごくかっこよかった。私はいつも思ったことを口にするのだが、それは強気でいないと自分に自信が持てないような気がするからだった。

そんな私にMCIとハフポストでの経験は、自信をくれた。

MCIでは、自分で新しいことに挑戦して、それを成し遂げて、結果が残せたことが、すごく嬉しかった。ハフポストでも、自分よりはるかに活躍している人たちが私に興味を持ってくれて、嬉しかった。

あなたがやっていることに意味はあるんだよ、と応援してもらえている気がして、こんな私でもいいんだ、と思えるようになった。

もう恥ずかしくない。逆に、頑張ってる自分、かっこいいかも。

そんな風に思えるようになった経験だった。

そして、何よりも一番心に残ったのは、自分と真剣に向き合ってくれる大人がいることだった。

MCIでは、社会人のメンターという人たちがついて私たちをサポートしてくれた。最初は頼るもんか、と思っていたが、雰囲気を和ませてくれたり、たった一つの質問に長時間悩んでくれたりして、感動した。

ハフポストでも、私のささいな雑談に耳を傾けてくれたり、様々な任務を与えてくれたりして、本当に社員になって働いている気分だった。

MCIで、自分のチームがファイナリストだと発表されて、ステージに上がって、5日間一緒にいてくれた大人が泣いているのを見たときに、「早く大人になりたいな」と私は思った。

「大きい人」と書いて、「おとな」と読む。成人していたらみんながみんな「大人」なのだろうか。

私はそれはちょっと違うと思う。

だけど、MCIで私を助けてくれた社会人の人たちは、確かに「大人」だった。広い心で私たち「子供」と真剣に向き合ってくれたから。自分が決勝に進出したわけじゃないのに、私のチームのために泣いてくれたから。自分の子どものように優しく私たちを支えてくれたあの背中は確かに大きかったから。

ハフポストの編集者さんたちも、私のことを決してバカにせず、ブログを読んでくれたし、話をたくさん聞いてくれた。豊かな教養とユニークな考え方をもつ彼らも、確かに「大人」だった。

今年の夏に出会った大人たちのように、他の人のことを自分のように喜んで、悲しんで、たとえ相手が誰であっても、本気になってあげたい。

だから、私は声を大にして言う。

早く大人になりたい!

Source: ハフィントンポスト