皆既月食、大接近中の火星と共演 観測できる地域は?

あす(28日)の明け方は、西の空に沈む満月の皆既月食です。15年ぶりに大接近中の火星も、月に寄り添って輝いて見えるでしょう。ただ台風12号が接近中のため、沿岸では高潮に注意が必要です。

今年2度目の皆既月食、寄り添う火星も

あす(28日)は満月。明け方には、1月に続いて今年2度目の皆既月食があり、東北や関東から西の地域で見ることができます。月の欠け始めは午前3時24分。少しずつ欠けて行き、午前4時30分には西の空で地球の影にすっぽりと隠れて皆既食となります。今回の特徴は、皆既食のまま西の空に沈んでいくということ。赤銅色と呼ばれる赤黒い月が、明けゆく西の空に沈む様子は、印象的に目に映りそうです。特に、月が低い高度の時は、高度の高い時よりも大気の影響を大きく受けて、赤みが強くなります。今回は部分食のころからすでに月の高度が低いため、皆既食になる前から赤みがかって見ることができるかもしれません。部分食のころから観察を始めて、普段と違う月と地上の風景を楽しむと良さそうです。満月のそばには約15年ぶりに大接近中の火星も寄り添っているように見えて、赤く輝いている様子が楽しめるでしょう。

観測できる地域は

東北は北部ほど晴れ間があって、西の空に沈む月が見られるかもしれません。関東から近畿と四国では、皆既月食を観測するにはあいにくの天気となりそうです。中国地方や九州は朝にかけて晴れ間があって、皆既月食と火星のランデブーが楽しめるでしょう。沖縄では夏空が続いていて、観測に最適の空模様となりそうです。

台風12号接近、沿岸は高潮に注意

強い台風12号は、あす(28日)の午後には伊豆諸島に接近して西よりに進み、勢力を維持したまま本州に近づく恐れがあります。満月は大潮の時期でもあり、沿岸では潮位が高くなる見込みです。満潮の時刻と重なるとさらに潮位が高くなり、風も強まることから高潮と高波に注意・警戒が必要です。あすの東京の満潮時刻は午前4時34分と午後6時08分です。海岸には絶対に近づかないようにしてください。

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天気予報

気象予報士による最新の解説

2018年07月27日14:29

日本気象協会 本社気象予報士/防災士/熱中症予防指導員/栃木県防災会議委員/栃木県防災士会理事/酒々楽大使

福嶋真理子

宇都宮市出身。元CRT栃木放送アナウンサー。

現在は、日本気象協会で気象予報業務に携わるとともに、フリーアナウンサーとしても活動。

現在の出演番組

★気象予報士として

・NHK千葉放送局、文化放送のお天気コーナー

・インターネット動画によるお天気解説 

・その他、荒天時における各局の臨時解説等

★フリーアナウンサーとして

・とちぎテレビ「とちテレニュースLIFE」キャスター

・CRT栃木放送「歌のない歌謡曲」「クラシックガーデン」等のパーソナリティ

★その他

・演奏会、講演会などの各種司会

・防災講演会、防災シンポジウムの講師やパネリスト

・防災関連誌への寄稿 等

特技:ピアノとトロンボーンの演奏

趣味:野球観戦、フィギュアスケート鑑賞、鉄道と飛行機(乗ったり撮ったり)

Source: ハフィントンポスト