ふだんはキャディバイトの高山佳小里選手。まさかの全米女子OPデビューに驚愕

ゴルフの全米女子オープン出場権を獲得し、証明書を手に記念撮影に臨む(左から)川岸史果、蛭田みな美、高山佳小里、香妻琴乃=8日、茨城県坂東市の大利根CC

ゴルフ場でキャディのアルバイトをする無名選手が、なんと世界最高峰の海外メジャー選手権「全米女子オープン」に出場することになった。

高山佳小里選手は、ふだんは、神奈川県の程ヶ谷カントリー倶楽部でキャディのアルバイトをしながら、プロテスト合格のために練習をつんでいる24歳。単年登録のプロとして過去ツアー出場1戦のみ。下部ツアーを除けば国内での賞金獲得もゼロだ。

予選終了後、高山選手は初めての囲み取材に「まさか、出られると思っていなかった。全米女子オープンのイメージは沸きません」と答えた。スポーツ報知などが伝えた。

ゴルフの全米女子オープン出場権を獲得し、証明書を手に記念撮影に臨む(左から)川岸史果、蛭田みな美、高山佳小里、香妻琴乃=8日、茨城県坂東市の大利根CC

バイト先のカントリー倶楽部は、今朝の報道で結果を知ったという。

総務課長の男性は「今までQT(ツアー本戦へのシード権を持たないプロが、シード権を得るために参加する予選会)に出ていたレベルと聞いていたので、びっくり……」と話している。

日本ゴルフ協会によると、高山選手は専修大学を卒業後「25歳までにプロテストに合格する」という目標を立てていた。

6月に25歳の誕生日を迎える節目の年に、プロテスト通過前の大舞台に挑むことになった。

今回の予選では、プロ35人、アマ33人計68選手が参加。茨城県坂東市の大利根カントリークラブ東西コース各18ホール計36ホールのストロークプレーで争い、高山選手や、2年連続の出場となった川岸史果選手(23)=加賀電子=ら、4選手が通過した。

そもそも、全米女子オープンてどのくらいすごいの

全米女子オープンは、年間5回ある海外女子メジャー選手権のひとつで、最も歴史が長く、世界でも最高峰の大会だ。

過去には宮里藍選手や、上田桃子選手など有名プロが出場している。

日本でも、2014年から最終予選が開かれるようになった。それまでは過去全米女子オープン優勝者などの参加資格をもつ選手か、アメリカでの予選を通過するしか出場方法がなかった。

日本の最終予選は、36ホールを1日でまわるため、その日のコンディションや天候などにも左右されることもある。

しかし日本ゴルフ協会は「国内での有名選手を押し分けて、結果を残したことは事実。顔ぶれの違う選手が出るというのは、様々なチャレンジを受け付けるナショナルオープンならではと思いました」という。

予選の勝ち上がり以外では、昨シーズンの賞金ランキングなどから鈴木愛選手ら4選手が既に出場権を得ている。

そんな世界トップレベルの大会にプロテスト前の「腕試しのつもり」で参加したという高山選手。

8日の予選通過後には、報道陣に対し「自分のゴルフがどれだけ通用するのか楽しみです」と語っていた。

Twitter上では、信じがたい結果に「まさにシンデレラ!」「漫画で読みたい」という声が上がっている。また、バイト生活ということから、全米女子オープンにかかる経費を心配する人もいた。

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Source: ハフィントンポスト