ロフトのバレンタイン広告に戸惑いの声 「女は陰湿という考えが透けて見える」「なんの意図?」

ロフトがバレンタインに向けて作成した広告が物議を醸している

生活雑貨ストアの「LOFT」が、1月20日から展開しているバレンタイン広告に、戸惑いの声が続出している。

この広告のメインメッセージは「女の子って楽しい!」。広告動画には冒頭、金髪でばっちり化粧をし、頭にリボンを乗せたミニスカートの女性たち5人がイラストで登場。みんな楽しそうな表情を浮かべている。

説明には、次のような謳い文句が書かれている。

2月14日(木)はバレンタインデー。

あれこれ悩んで楽しめる、この1日は女子の特権!

楽しまなきゃもったいなくない?!

あげたい人に、選んで、包んで、

作って、集って、撮って、のせて。

おもいおもいに楽しめる、2019年ロフトのバレンタイン。

今年は、人気イラストレーター・竹井千佳さんとロフトのコラボも実現!

ポップなデザインがオトメゴコロをくすぐります。

さぁ、バレンタインを楽しもう!

動画を見ると全然違う…

だが、動画の内容はその説明とは正反対の内容。「女の子って楽しい」とは思えない裏でのいがみ合いやギスギスした関係性を、表面では隠して仲良くしているような構成になっている。

動画は女性たちが会話のやり取りをする形式で進んでいく。まず始めは、彼氏の話題だった。

「うちのカレシマジカッコよくない?」 「わかるぅ~超イイ人そうだよね~」 「・・・・」

「うちのカレシマジカッコよくない?」

「わかるぅ~超イイ人そうだよね~」

「…」

「カッコよくない?」という容姿について同意を求めたのに「イイ人そう」と言われたことに、話を振った女性は沈黙する。しかし、沈黙しながら震えている女性のコマの後、「ずっと友達」を省略した「ズッ友」というフレーズが画面に飛び出してくる。

ズッ友

本当のことを言わずに、不満を抱えながらも表面では「ずっと友情が続いている」と揶揄するような内容に仕上がっている。

ほかにも、バレンタインを絡めた会話では次のようなやりとりが展開された。

「私がバレンタインに告るの、ゼッタイ内緒だからね!」 はぁ~い 「いやそれアンタゼッタイ言う気でしょ」 「言いませ~んあたし超口カタイもんね~♪」

「私がバレンタインに告るの、ゼッタイ内緒だからね!」

「はぁ~い」

「いやそれアンタゼッタイ言う気でしょ」

「言いませ~ん あたし超口カタいもんね~♪」

そして、この後にまた「ズッ友」が出てくる。

ズッ友

一連の会話が終了すると、脈絡なく「…てかやっぱ女子だけって落ち着く~」と5人が集合して箱に入ったプレゼントを開けているイラストに移り変わる。

「...てかやっぱ女子だけって落ち着く~」

最後には、女性たちの後ろ姿が映し出され、スカートの上からつねったり、髪の毛を引っ張ったりする様子がクローズアップされている。

髪を引っ張ったり背中やスカートをつねったりしている

動画からは、表面上では『ズッ友』と言っているのに、本音と建て前を使い分け、裏では足の引っ張り合いをするのが女の友情であるという印象を受ける。

「女の子って楽しい」ではなく「女同士は陰湿」と言っているように見える。

何の意図?

この広告に対し、Twitter上では困惑の声が相次いだ。

動画が描いている女性像を「こういう女の子像って時代遅れでダサいしリアルじゃない」「『表では仲良さそうだけど裏ではギスギスしてるから女は陰湿』という考えが透けて見える」といったコメントのほか、「意味が分からない」「誰をターゲットにしたいのか分からない」という広告のコンセプト自体が理解できないといった意見が噴出。

また、ターゲット層をわざと悪く描くようなプロモーションの手法に対して、キリン「午後の紅茶」のプロモーションでTwitterが「みなさんの周りにいそうな #午後ティー女子」として、午後の紅茶をのんでいそうな女性を揶揄した騒動を思い出し「同じ構造」「既視感」といったコメントも並んだ。


Source: ハフィントンポスト